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2008/11/17 PDFで見る
IBEネット・タイム、日本テレビと『MXF局間IP伝送システム』を共同開発
〜InterBEE 2008にて展示〜
  株式会社アイ・ビー・イー・ネット・タイム(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:橋本晃、以下、IBE-NT)は、日本テレビ放送網株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:久保伸太郎、以下、日本テレビ)と『MXF局間IP伝送システム』(以下、本システム)を共同開発いたしました。

 本システムは、報道素材や番組素材のMXF※1ファイルによる伝送をIP回線で行うもので、電子メール感覚で大容量の素材映像を送ることができ、システム化経費を抑え、運用に手間をかけずに利便性の向上を狙うものです。本システムは、HD※2映像をIBE-NT製品である『MXFレコーダMXR-300so』でMXFファイル化し、メタデータ※3、プロキシ映像※4とともにIP回線を使い拠点間で伝送します。小型ファイルサーバに通信機能を持たせることで、システム価格を削減しました。センターサーバを持たないシステムで、任意の拠点間での通信が可能です。今後、日本テレビを中心に本システムが導入される予定です。

 IBE-NTでは、これまで携わってきたMXFファイルに関する技術やIT技術を利用した映像資産の管理・運用の技術により、本システムを支えています。放送局で導入が始まったテープレス・ファイルベースワークフローに関して、運用コストまでを視野に入れた総合的な技術提供をするとともに、番組制作の効率を向上させることを目論んでいます。

 本システムは、今年3月に開催された日本テレビの技術展示会「デジテク2008」で試作機が展示されました。2008年11月19日(水)から同月21日(金)まで幕張メッセにおいて開催される国際放送機器展 InterBEE 2008のIBE-NTブース(ブース番号8203)内にて製品展示されます。

 今後もIBE-NTでは創業以来培ってきた放送事業者向けのシステムソリューション提供の実績とノウハウを活用して、映像制作現場における最適な運用環境の構築や、高品位で低コストの映像伝送・管理を実現するシステムや製品を提供していきます。

 

※1:MXF(Material eXchange Format)とは、映像の規格策定団体であるSMPTE(Society of Motion Picture and Television Engineers:米国映画テレビ技術者協会)で規格化された業務用映像ファイルフォーマット。放送業界の標準フォーマットとして普及が始まっている。
※2:HD(High Definition)ハイデフィニション。高解像度、高画質、高精細。
※3:映像コンテンツの内容を表すデータのこと。タイトル作成日時や作成者等の属性情報などが該当し、ファイルのやりとりをする際に重要な役割を果たす情報。
※4:MXFフォーマットの低解像度・低容量の映像ファイル。遠隔地での映像素材の確認などに利用される。

※仕様は予告なく変更する場合がございます。あらかじめ、ご了承下さい。

※全てのブランド名及び製品名は個々の所有者の商標です。
 

【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社朋栄アイ・ビー・イー
TEL: 03-3446-3592
E-Mail:support@mpeg.co.jp

以上